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ダイエット疲れで体重計を見るのが怖い夜に読んでほしい、自分を責めるクセを手放した話

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体重計の数字を見なくなった夜

30代女性イメージ

六月の夜は少し不思議です。

昼間はもう夏のような暑さなのに、夜になると窓から入る風がどこか梅雨前の匂いを連れてきます。

2026年6月8日。

紫陽花が色づき始めるこの季節になると、私は毎年あることを思い出します。

それは、体重計に乗るのが怖かった頃のことです。

ダイエットの記事を書いているのに、実は私は「痩せること」より「数字を見ること」に疲れていた時期がありました。

毎朝起きる。

トイレに行く。

体重計に乗る。

100g増えた。

落ち込む。

200g減った。

喜ぶ。

そんなことを何年も繰り返していました。

たった数字なのに、その日の気分まで支配されるのです。

30代になると、20代の頃みたいに簡単には体重が落ちません。

少し食べただけで増えた気がするし、頑張って歩いても変化はゆっくりです。

だからこそ数字に執着してしまいます。

でもある夜、私はふと思いました。

「私、いつから体重を減らすために生きているんだろう」

そんなことを考えながら、スマホを閉じた深夜の話です。

体重よりも気になるのは“夕方の自分”

30代になると不思議な変化があります。

朝は元気なのに、夕方になると急に疲れる。

鏡を見ると顔がむくんでいる。

肩が重い。

眠い。

なんとなく機嫌も悪い。

でも体重計はそのことを教えてくれません。

体重計が教えてくれるのは数字だけです。

その日どれだけ元気だったか。

肌の調子はどうだったか。

よく眠れたか。

階段を息切れせず上れたか。

そういう大事なことは何も教えてくれません。

ある日、私はダイエットノートの書き方を変えました。

体重を書く代わりに、

「朝スッキリ起きられた」

「昼食後眠くならなかった」

「夜まで元気だった」

そんなことを書き始めたのです。

すると不思議でした。

数字が変わらなくても、自分の体が少しずつ良くなっていることに気づいたのです。

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ダイエット中なのにパン屋に寄ってしまう理由

仕事帰り。

駅前のパン屋さんから漂う香り。

あれは本当に反則です。

痩せたい。

でもクロワッサンは食べたい。

その葛藤を何度経験したかわかりません。

以前の私は、そこで我慢していました。

そして家に帰る。

反動でポテトチップスを一袋開ける。

ダイエット終了です。

でも今思うと、あれは食欲ではありませんでした。

疲れだったのです。

寂しさだったのです。

頑張った自分へのご褒美が欲しかったのです。

30代独身女性の生活には、意外と誰にも褒められない頑張りがたくさんあります。

仕事。

家事。

将来への不安。

親のこと。

婚活。

老後資金。

肌の変化。

そんな毎日の中で、パン屋の香りだけが「今日もお疲れさま」と言ってくれているような気がしたのです。

だから最近は無理に我慢しません。

食べたい日は食べます。

ただしゆっくり味わいます。

罪悪感は添えません。

すると不思議なことに暴食は減りました。

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ダイエットアプリに入力しなくなったもの

少し前まで私は食べたものを全部記録していました。

コーヒー。

お菓子。

ドレッシング。

飴一粒。

全部です。

真面目な性格の人ほどやりがちだと思います。

でもある日、入力を忘れました。

そして気づいたのです。

「あれ?別に太ってない」

むしろストレスが減っていました。

もちろん記録が向いている人もいます。

ただ私の場合は、記録すること自体が目的になっていたのです。

本当は健康になるために始めたのに、いつの間にかアプリの数字を良くするために生きていました。

人は目的と手段を入れ替えてしまうことがあります。

ダイエットも同じです。

痩せるために記録するのに、記録するために生き始める。

そんな不思議な現象が起こるのです。

だから今はシンプルです。

朝元気か。

夜機嫌よく眠れるか。

それだけを確認しています。

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私がダイエットをやめたら3kg痩せた話

ここまで読んでくださった方は、きっとこう思っているかもしれません。

「結局、痩せなかったんでしょう?」

ところが違いました。

ここからが自分でも驚いた話です。

私は去年の秋、ダイエットをやめました。

体重計に毎日乗るのをやめました。

カロリー計算もやめました。

SNSで流れてくる痩せる情報も見なくなりました。

代わりに始めたのはたった一つ。

毎晩寝る前に、

「今日の体調はどうだった?」

と自分に聞くことでした。

眠かった日。

疲れた日。

元気だった日。

その理由だけを書きました。

すると徐々に気づいたのです。

睡眠不足の日は甘いものが増える。

ストレスの日はパンを買う。

疲れた日は運動しない。

つまり問題は体重ではなく生活だったのです。

そして半年後。

久しぶりに体重計に乗りました。

3kg減っていました。

私は何か特別なダイエットをしたわけではありません。

むしろダイエットをやめたのです。

痩せようとするのをやめたら、少しだけ痩せていました。

数字を追いかけることをやめたら、体が勝手に整い始めたのです。

あの日から私は思っています。

30代のダイエットは、体重を減らすことではないのかもしれません。

自分を責める回数を減らすこと。

それこそが、本当の意味で体を軽くする方法なのかもしれません。

今夜もし体重計の数字に落ち込んでいるなら、一度だけ聞いてみてください。

「今日の私は元気だった?」

その答えのほうが、きっと体重より大切です。

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